ドメインとサーバー情報をクライアントに聞くときの注意点
WordPress制作の公開前になると、ドメインやサーバー情報が必要になります。ところが、クライアントに「サーバー情報をください」とだけ伝えると、何を渡せばよいか分からず、やり取りが止まりがちです。
制作者側も、必要以上の情報を預かると責任が重くなります。大切なのは、作業に必要な情報を具体的に伝え、何に使うのかを明確にすることです。
まず作業内容を分ける
ドメインとサーバー情報が必要になる作業には、いくつか種類があります。WordPressの設置、SSL設定、ドメイン切り替え、メール設定、DNS変更、バックアップ、移行作業などです。
作業内容によって必要な権限は違います。WordPress管理画面だけで済む場合もあれば、サーバーパネルやドメイン管理画面が必要な場合もあります。最初に作業範囲を分けてから、必要な情報を依頼します。
「ログイン情報」ではなく「何の情報か」を書く
クライアントに依頼するときは、「ログイン情報をください」では曖昧です。サーバー管理画面のログイン情報、ドメイン管理会社のログイン情報、WordPress管理者アカウント、FTP情報、メールアカウント情報など、種類を分けて伝えます。
可能であれば、既存アカウントの共有ではなく、作業用アカウントを作ってもらうほうが安全です。作業後に削除でき、誰が作業したかも分かりやすくなります。
メール設定に注意する
ドメイン切り替えやDNS変更では、メールに影響が出ることがあります。サイトだけを見ていると見落としがちですが、会社のメールが同じドメインで動いている場合、設定を誤るとメールが届かなくなる可能性があります。
DNSを触る前に、現在のメール利用状況を確認します。どのメールサービスを使っているか、MXレコードはどうなっているか、切り替え作業で変更してよい範囲はどこかを確認してから進めます。
パスワードの扱いを決める
情報をチャットやメールでそのまま送ってもらうのは、できれば避けたい方法です。パスワード管理ツール、期限付き共有、作業用アカウントなど、案件規模に合わせた方法を選びます。
また、作業完了後にパスワード変更を案内することも大切です。制作者が情報を持ち続ける必要がない場合は、納品時に権限整理まで行います。
責任範囲を言葉にしておく
ドメインやサーバーは、サイトの土台です。作業前に、どこまでを制作者が担当し、どこからはサーバー会社やクライアント側の管理範囲なのかを共有しておくと安心です。
公開作業は慣れるほど雑になりやすい工程です。情報の聞き方や預かり方に迷う場合は、TOFUラボのような制作者向けの相談環境で、他の人の公開前チェックを参考にすると進めやすくなります。