WordPressのバックアップを「なんとなく」で済ませないために
WordPress制作で「バックアップは取っています」と言っても、実際には復旧できるか分からない状態のことがあります。プラグインを入れているだけ、サーバー任せ、いつの時点に戻せるか知らない。これでは不安です。
バックアップは、取ることより戻せることが重要です。
作業前に取る
大きな変更をする前には、必ずバックアップを取ります。テーマ編集、プラグイン追加、WordPress本体の更新、PHPバージョン変更、フォーム設定変更などは、作業前に戻れる状態を作っておくべきです。
特に本番サイトでは、「あとで直せばいい」は危険です。壊れてからバックアップを探すのでは遅いことがあります。
納品前に取る
納品前のバックアップも重要です。公開時点の状態を残しておくと、後から不具合が起きたときに基準点になります。
納品後にクライアントが編集して崩れた場合でも、納品時点のバックアップがあれば説明しやすくなります。どこまでが納品時の状態で、どこからが公開後の変更かを分けられるからです。
更新前に取る
WordPress本体、テーマ、プラグインの更新前にもバックアップを取ります。更新は必要ですが、互換性の問題で表示崩れやエラーが出ることがあります。
更新作業を保守に含めるなら、バックアップとセットで考えます。ただボタンを押すだけではなく、更新後の表示確認まで含めて作業にします。
保存先を分ける
バックアップを同じサーバー内だけに置くと、サーバートラブル時に取り出せない可能性があります。重要なサイトでは、外部ストレージやローカルにも保存することを検討します。
すべての案件で大げさな運用が必要とは限りません。ただ、どこに保存されているか分からない状態は避けるべきです。
復旧手順を一度確認する
バックアップは、復旧できて初めて意味があります。プラグインでバックアップを取っているなら、復元方法を一度確認します。サーバーの自動バックアップを使うなら、どの画面から戻すのかを知っておきます。
いざ壊れたときに初めて復旧方法を調べると、焦って判断を誤りやすくなります。
バックアップは地味ですが、制作者の信頼を守る重要な作業です。運用方法に迷うなら、TOFUラボのような制作者向けの環境で、案件規模に合うバックアップ基準を相談すると決めやすくなります。